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「2018.9.10 セリス醸造所来日イベント」のレポートです

アメリカ・テキサス州はオースティンにあるセリス醸造所より
醸造所創業者であるクリスティーヌ・セリスさん、その娘さんで醸造家のデイトナさん
醸造責任者であるキム・クラークさん、そしてセリス醸造所のビールを輸入されている
EVER BREW株式会社代表取締役社長菅原亮平さんがご来店されました。

クリスティーヌさんとデイトナさんはなんと!あのヒューガルデン・ホワイトの生みの親であり
ホワイトビールの父と称されるピエール・セリス氏の娘、孫娘にあたります。
そしてキムさんは生前のピエール・セリス氏と共にビール造りをされていました。
三人はピエール・セリス氏の意志を受け継ぎ、醸造所を立ち上げ、ビール造りをされています。

さて、ビールイベントですから、なにはともあれ乾杯しないと!
と言う事で、ビールの提供を始めようとしたところ
なんという事でしょう!クリスティーヌさん自らがビールをサーブして下さいました!
みなさんビールを取りに行きつつ、写真もバシバシ撮ってましたね。
こんなことはめったいない、うらやましい!!

この日、皆さんに飲んで頂いたのは
●セリス・ホワイト
「ホワイトビールの父」と称されるピエール・セリスの遺志を受け継ぎ、原点回帰のレシピで復活したホワイトビール。
フルーティーでスパイシーな香りと味わい、シトラスや小麦の風味にかすかな酸味。軽快な飲み心地が素晴らしい!
●セリス・ラズベリー
バラを思わせる美しいラズベリーカラー。華やかなラズベリーの香りの奥にかすかにシトラスの香り。
みずみずしく上品なラズベリーの果実味と酸味、ほのかな甘みが見事に調和した爽快なビール。
●セリス・シトラスグランディスIPA
グレープフルーツ、メロン、ピーチ、パッションフルーツを思わせる香りとホップフレーバー。
滑らかな口当たりの中にピリリと刺激もあるが苦みはほぼなく、ホップジューシーな東海岸スタイルIPA。
セリス・ラズベリーはこの来日イベントのためだけに空輸して届けられた特別なビール。
そして樽生ビールを提供する際に使用するグラスも日本のために作られたものです。

ビールが出揃ったところで、乾杯について菅原さんからお話がありました。
掛け声は「CHEERS!」といきたいところですが、この日は
「Gezondheid!」=フゾンテ!で乾杯をしようと言う事になりました。
健康を願ってとか、お互いの目を見てフゾンテしてグラスを交わした同士はもう仲間なんだよ、などなど
フゾンテに込められた意味も説明して頂き、い・よ・い・よ~~
クリスティーヌさんのご発声で「フゾンテ!!」

みなさん積極的に、ゲストの方々と乾杯したりお話したりでスタートからとても良い雰囲気です。

この日のフードは千種のキッチンロータスさんにお願いしました。
ロータスさん定番のビールに合うおつまみの他、
ホワイトビール、フルーツビールに合わせる事を意識したフードを用意して頂きました。
ちなみにライスコロッケがあるのですが、これはシェフがセリスさん達のために
ジャパニーズ洋食メニューを作りたいと思って味噌とライスでライスコロッケ!なんだそうです。
今回も素晴らしいフード、ありがとうございました。

イベントの中盤では画像を使って、ピエール・セリス氏の時代から遡って
醸造所の歴史について詳しくお話していただきました。
火災事故、ベルギーからクラフトビールで盛り上がるアメリカでの再出発、
素晴らしいビールの造り手だったゆえの巨大資本との提携など
様々な出来事を乗り越えてきたセリス醸造所ですが2001年に閉鎖されてしまいます。
クリスティーヌさんは、ピエールさんと一緒にアメリカへ渡った訳ですが
その時の心境は、いいんじゃない!!と前向きだったそうです。
セリス醸造所はテキサス州で最初のクラフトブルワリーとなりますが
その地を選んだのは水がヒューガルデン村の水質と似ていたからだそうです。
その後、クリスティーヌさんが父の功績を称え、後世につなげていくため新たなブルワリーを立ち上げます。
商標権をクリアしてセリスブルワリーと名乗れるようになった事、
ピエール・セリス氏とビール造りをしていたキムさん(セリス醸造所を離れたあとは全く別の仕事をしていた)が一緒に働くことになった事、
なにより、娘のデイトナさんがビール造りの修業を終えて帰ってきた事、
良い事が重なってセリス醸造所は復活を遂げます。

現在の主力商品のビールについては醸造担当のデイトナさんから。

デイトナさんはシトラスグランディスIPAの開発者ですが
苦みを抑えたいつまでも飲めるバランス重視のビールであることや、
ボトルの底の澱をうまく混ぜて飲んで下さいねと、アドバイスをいただきました。

醸造所やビールについての歴史や想いを聞いて、素晴らしい人柄に触れると、飲まずにはいられない!
セリスさん達のお話の後もたくさんのビールを飲んでいただいて、最後まで大変盛り上がりました。
写真撮影やボトルにサインをもらう人もいたり、終始ゲストとの交流が続いていて
みなさんにとても幸せな時間と空間を作り上げていただき、ありがとうございました!!

イベント終了後、弊店の壁面のベルギーの地図にセリスさん達3人からサインをかいてもらいました。

醸造責任者のキムさんは、大変シャイな方と伺っていましたが、素敵なスマイル頂戴しました。

この日、残念な事に弊社社長はベルギーへ出張中でした。
しかし、社長コレクションのデ・クライス時代のヒューガルデングラスの存在に気づき
クリスティーヌさんがビックリ!
他にも禁断の果実やジュリアスなどヒューガルデン関連のグラスも気にしてらっしゃいました。
思わぬ形で三輪社長が存在感を発揮してました、良かった~~
社長コレクション、あなどれない!!

父の功績、ベルギービールとしての歴史も大切にしつつ、新しい、おいしいビールを提供してくれるセリス醸造所。
これからもその素晴らしいビールを楽しく飲ませていただきます。
そして新しい銘柄も輸入されるようですので、引き続き応援していきたいですね。
あの日同じ時間を共有して下さった、全ての人に改めてありがとうございました。
木屋は造り手の思いを共有できるイベントを引き続き企画していけるようにがんばります。