Zwanze Day/ズワンズデイとは
カンティヨン醸造所がこの日のために造る、より実験的なランビック=ズワンズビールを世界中で同じ日に、その味わいを共有し楽しむ日です。
2021年は世界的には9月25日がズワンズデイでしたが、日本のみ10月23日に開催となりました。
ズワンズビールが提供できるのは、日本はわずか3か所のみ(仙台・名古屋・大阪)!
BBKは残念ながらズワンズビールの提供店とはなりませんでしたが(2019年はBBKが選ばれました)、せっかくのお祭りの日なので勝手に便乗させていただきました!
スタッフはしっかり!カンティヨンの装いで、みなさまをお出迎え。
この日は輸入量の大変少ないカンティヨンのビールをボトル販売とバイザグラスで提供しました。
写真左より
・cantillon d’aunis/カンティヨン ドーニス
・cantillon mamouche/カンティヨン マムシュ
・cantillon vigneronne/カンティヨン ビネロン
・cantillon saint lamvinus/カンティヨン セント・ランビナス
・cantillon fou’fouue/カンティヨン フフン
・cantillon nath2020/カンティヨン ナット2020
・cantillon cuvee saint-gilloise/カンティヨン セント・ジルワーズ
更に木屋社長秘蔵のしっかり寝かせた18年物のカンティヨン セント・ランビナスと国内輸入240本という超貴重なドロゴーネ ランビックを各種限定7名様に先着でご提供。
・cantillon saint lamvinus/カンティヨン セント・ランビナス BBD2013年
社長が前日に試飲、過去の資料を探してくれましたが、2003年に東京で開催されたジャパン・ビア・フェスティバルにベルギービールブースとして木屋が出店した時にも提供したビールのようでした。
今開けてみると、香りは結構酸味を感じるのですが、味は色々な果物のフレーバーと共に甘みすら感じるビールになっていました。
すごい貴重な体験!
・cantillon drogone lambic/カンティヨン ドロゴーネ ランビック
イタリアはカンティーナ ジャルディーノのドロゴーネ(ワイン)の醗酵が終わり圧搾し樽へと移した後に残ったヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)と澱を別々の樽へ入れ、3年物のランビックで熟成し、それらをブレンド、ボトリングしたランビック。
ブドウの味わい、ほのかに甘く、穏やかな渋みを感じさせる、もはやロゼワイン!?のような華やかさを持ち合わせたランビックでした。
ランビナスもブドウ(メルロー)を使ったランビックですが、個人的にはむしろドロゴーネの方がワインらしさが共存してるなと感じました。
カンティヨンの素晴らしさや希少性をご存じのお客様がオープン前からご来店いただきました、ありがとうございました。
東京、福岡、長野など遠方からのお客様もいらっしゃって、カンティヨンの人気を改めて強く感じました。
ドロゴーネはオープンから1時間ほどで、社長秘蔵のランビナスやボトル販売分のビールも3時ごろには完売となりました。バイザグラスで提供しているのもあって、飲み比べを楽しまれるお客様がたくさんいらっしゃいました。
普段飲めないランビックばかりですものね、分かります、その気持ち!
2021年は「パラソル」と名付けられた柑橘系フルーツ(オレンジ・レモン・キンカン)を使用したランビックが造られました。
ラッキーな事に名古屋はカフェレンベークさんがズワンズビールの提供店に選ばれましたので、私も飲みに行きましたよ!
ランビック自体の酸っぱさよりも果物の酸味やフレーバーが良く感じられて、皮の苦みと合わせて、爽やかで飲みやすいランビックでした。
牡蛎と合わせてみましたが、美味しかったです!
便乗なのにズワンズデイ並みにたくさんの方にご来店いただき、ありがとうございました。
来年も名古屋でズワンズビールが飲めるといいな、できたらBBKでズワンズデイを開催したいな!
その時はまた社長秘蔵のビールも含めて盛り上げたいと思っています。
ベルギービール専門店としてランビックはしっかりと揃えていきますので、これからも弊店をよろしくお願いします。