☆「1er Cru/プルミエ クリュ」降臨☆イベント編
日本のクラフトビールの雄：Yマーケットブルーイングさんと木屋のコラボビールができました！
その名は
「1er Cru/プルミエ クリュ」Belgian Style Strong Blonde Ale
コラボビール、完成しました！と加地さんからの連絡を受け、お互い外部イベント目白押しの時期で色々難航・・・しましたが
リリースイベントは5月14日（日）に決定！
Yマーケットさんが一般発売する前に、つまり日本中で一番早くコラボビールが飲めるイベントとなりました。
イベント当日はこのプルミエ クリュを造るチャンスをくださった、ヘッドブルワーの加地さんもご一緒してくださいました。
醸造タンクから樽に詰めた、その当日にイベント開催！
ほんとに日本最速！感ありすぎです！早朝から中西さんにお世話になりました！
柳橋工場で樽に詰め終わるのを見届けた後、社長が弊店に配送、セッティング。
実は私たちもこの日がプルミエクリュを初めて口にする日でした。
お客様よりも少しお先に味わいましたが、ベルジャンらしさしっかりでおいしい！！！！
加地さん、社長がサービングしてくれるビールって贅沢ですよね！
イベントに来てくれたみなさんもおいしい！！とおかわりをたくさんしていただきました。
アルコール度数9.5％なんですけどね（って加地さん曰く、おそらく実際は10％越えてると思うとのこと笑）。
そもそもは「グランクリュ」と名の付くビールを造ろう考えていたそうで、「グランクリュとは何ぞや？」を加地さんが社長に質問したのがこのコラボビールのきっかけでした。
ワインの産地格付けする際に、特級畑ワインをGrand Cru/グランクリュ、1級畑ワインを1er Cru/プルミエクリュと表現しています。
ちょうど3月に社長がベルギー出張に行っており、現地の醸造所に出向くたびにベルギービールにおける「グランクリュ」の定義を聞いてきたそうです。
その情報を元に原材料の価格などを含めてお互いに検討した結果、何か地元に誇れる一級畑の物を使い、何年も熟成させたかのようなビールを造ろう！となり、愛知県は萬秀フル
ーツさんのバナナを使用し「1re Cru/プルミエクリュ」と名付けられたのでした。
出来上がり当初から１～２年熟成させたかのような味わいを表現するべく、熟成感やバレルエイジ由来のバニラ感をレーズン、フレンチオークチップを投入。
1月に加地さんが買って行ったグランクリュビールの中に感じたエッセンスがプルミエクリュの中にはあるのです。
ベルジャンスタイルに多いバナナ感や様々なフレーバーを感じるビールに、お客様から「いつものYさんとちょっと違うけど、やっぱりおいしい！！」との感想が良く聞かれました。
加地さん曰くYマーケットのビールはホップフォワードなビールのイメージが強いけど「なんでもやるブルワリー」との事。
なんでもやるけど、やっぱりおいしいビールになってました、さすがです！！
そんな醸造やネーミングにまつわる秘話を加地さんと社長がお話ししてくださいました。
造る人、売る人の2トップが揃う貴重な機会。
お客様と直接交流する時間はとても盛り上がりました。
「1re Cru/プルミエクリュ」の次はやっぱり「Grand Cru/グランクリュ」だよね！それはいつできるの？なんて声がチラホラと。
いつかは飲みたい！Yマーケットさんと木屋で醸す「Grand Cru/グランクリュ」。
これからも一緒に何かビールを造れたら、と私たちも楽しみにしています。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
名古屋は素晴らしいクラフトビールの造り手とベルギービールの伝道師が揃った、素敵な街だなって実感したイベントでした。
Yマーケットブルーイング様、岡田屋様、加地様、改めてありがとうございました。
「1er Cru/プルミエ クリュ」Belgian Style Strong Blonde Ale
オレンジがかった、にごりのある濃いめのイエロー。
バナナやライチのようなトロピカルフルーツの香り、ビワ、白桃、白ぶどうのようなフルーティーな香り、ココナッツのようなミルキーな香りが感じられます。
また、オーク樽を思わせるヴァニラのような香り、焦げたような香りが時間の経過とともに奥から広がってきます。
口に含むと、いきいきとしたフレッシュな酸味、そして心地よい苦味がバランスよく広がります。
バナナのようなトロピカルフルーツ、甘く焦げたようなフレーバーを伴った、クリーミーな味わい。
後にアルコールを感じさせる辛味、そして心地よい苦味の余韻が舌の上で長く続きます。
1er Cruという名にふさわしい、複雑な香りと味わいが楽しめる、ボリュームたっぷりのミディアムボディ。
（木屋 三輪社長テイスティングコメント）
